レチノールで肌のシミやシワへのアンチエイジング!

運動や食事、睡眠などアンチエイジングにもいろいろありますよね。
シミやしわなどの肌の老化をなるべく早く改善したいけれど諦めているそんな方へ、今回は「レチノール」について紹介いたします。

レチノールってなに?

ビタミンAの一種です。ビタミンAは脂溶性のビタミンのため、脂に溶けやすい性質があります。
化粧品となる時には主に肌荒れ、ニキビ、シワ、くすみ、あかぎれなどの防止や改善などのターンオーバーの活性化が期待できます。

ターンオーバーの活性化により、表皮の角質を剥がしやすくするだけでなく、肌を構成するコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成の補助も期待できるため、ふっくらした若々しい肌に導いてくれます。

また、株式会社資生堂は2017年2月28日に、目尻にしわが認められる健常な37歳~54歳の日本人女性を集め、レチノールを使用し、9週間使用後には目尻の線状の深いしわ、目周りのちりめん状のしわが顕著に改善したと発表しています。

純粋レチノールによるしわを改善効能については厚生労働省より認可を受けており、化粧品となるときビタミンAは視力の維持や改善、皮膚や粘膜の健全な状態の保持などに役立つことが認められています。

レチノールの種類

①パルミチン酸レチノール

レチノールのパルミチン酸(高級飽和脂肪酸)を結合したものです。
それゆえに皮膚への刺激が比較的小さく、浸透性や熱や光の安定性が高いと言われています。
レチノール誘導体とも呼ばれます。

②酢酸レチノール(レチニルアセテート)

レチノールに酢酸(食酸の主成分で弱酸な飽和脂肪酸)を結合したものです。
パルミチン酸レチノールと同じように皮膚への刺激が比較的小さく、浸透性や熱や光の安定性が高いと言われています。
レチノール誘導体とも呼ばれます。

③レチノイントコフェリル(レチノイン酸トコフェリル)

トレチノイン(レチノイン酸)とビタミンE(抗酸化ビタミン)誘導体のα-トコフェロールが結合したもので安定性が高めています。
同成分のオルセノン軟膏は褥瘡(床ずれ)や皮膚潰瘍などの傷の治療に使用されるようです。

④シラスフィアレチノール

レチノールと水、1,3-ブチレングリコール(保湿、防腐剤)ダイズ油、カルボマー(増粘剤)、トコフェロール(ビタミンE)、アラビアゴム(増粘剤)、アルギン酸プロピレングリコール(乳化剤、安定剤、防腐剤)、エチルパラベン(防腐剤)、メチルパラベン(防腐剤)、プロピルパラベン(防腐剤)などを混合したもので、レチノールよりもマイルドと言われています。

⑤トレチノイン(レチノイン酸)

ビタミンA誘導体です。治りにくいニキビ治療薬に良く使用される、レチノールの50~100倍の生理活性があると言われている医薬品です。
シミの治療の際にはハイドロキノンと言う、メラニンを抑制する薬品と一緒に使われることが多いようです。

⑥ピュアレチノール(純粋レチノール)

レチノールに類似しており、浸透力が高く、即効性に優れています。
その分刺激も強いため、使用にはリスクが高いです。

レチノールの使い方

高い効果が期待できるレチノールですが、使用方法を間違えると逆に肌荒れや炎症、又はシミやしわの悪化を誘発してしまう可能性もあります。
なぜなら、以下の3点があるためです。

①ひりひりとした痛みが伴う

ターンオーバーの活性化から角質が剥がれやすくなります。
パッチテストをしていても、顔に使用したときには反応してしまうことも良くあるようです。
最初は1週間に1~2回程度の使用にとどめ、慣れてきたら使用回数を増やす等、工夫をする必要があります。

②乾燥しやすくなる

肌を構成するコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成の補助も期待できると言っても、レチノールそのものには保湿剤が配合されていません。
ターンオーバー中は肌バリアが弱くなり、肌が通常時より敏感になっているため、保湿を怠ると①のような痛みを誘発する可能性が高くなります。

③紫外線の影響を受けやすくなる

②で説明した通り、肌バリアが弱くなってるため紫外線の影響をダイレクトに受けやすくなります。日中の使用は控えて日焼け対策をしっかりとして、夜間の睡眠前のスキンケアに使用するようにしましょう。
日焼け対策をしないとシミやしわ、くすみを悪化させてしまう可能性が高くなります。

配合のパーセンテージによっては日常使いできる化粧品もあるようですが、化粧品に配合できる濃度は0.1%までと言われており、それ以上になると医師による監督下の使用が必要になります。
1%以上のものは医師の監督下で処方される必要があるようです。

特徴として、熱や光や酸素に対して弱いため、保管方法にも注意が必要です。
酸素に触れる時間を短くし、冷蔵庫などの冷暗所で保管するのをおすすめします。
開封後、大体2週間から1ヶ月の使用が推奨されているようです。

レチノールは慎重に使えば期待が高まるエイジングケア!

化粧品よりも医薬品であることが多いレチノールは保管方法や使用方法が繊細です。
また、個人輸入などで海外製のものを手に入れる方もいらっしゃるようですが、ご自身の悩みや肌の状態に最適な配合量を見極めるためにも、専門家に相談してみるのが良いでしょう。

紫外線が気になるこれからの季節には注意が必要ですが、賢く使用してアンチエイジングに役立てましょう!