乾燥肌の原因と対策

昼間はポカポカ陽気ですが、夜はまだまだ寒さの残る4月。こうした季節の変わり目である春や、コロナなどでストレスの残りやすい環境下にいると肌も不安定な状態になりますよね。
一時的な肌トラブルが現れるゆらぎ肌も、放っておくと慢性化してしまいます。
そんな様々な肌トラブルの中でも本日は乾燥肌について、原因とその対策を知っておきましょう!

乾燥肌とは

まず、肌の表面にある角質層の水分量は、大体20%から30%が健康的だと言われています。
乾燥肌とは、肌の水分量が20%以下で、肌バリアである皮脂が不足してしまったような、潤いが乏しい状態のことです。乾皮症やドライスキンとも呼ばれます。
また、インナードライという、肌の水分量は足りないため不足した水分を補おうとして、過度に皮脂を分泌してきしまうこともあります。

乾燥というと秋や冬などの寒い季節がイメージされるかもしれませんが、これから暖かくなる季節でも花粉症が発症して肌の炎症を引き起こしたり、紫外線がだんだん強くなることによって日焼けしたりと乾燥肌を誘発することがあります。

その他にも空気の乾燥、過度なクレンジング、摩擦などの外部刺激、そして偏食や食べ過ぎ、睡眠不足、加齢などの内的要因があります。
1つずつ見ていきましょう。

紫外線は大敵!

シミやシワ、日焼けなどの肌トラブルを引き起こします。
角質層はダイレクトにダメージを受けるため、肌バリアの機能を低下させてしまう可能性がおおいにあり、乾燥につながります。また、乾燥して働きが弱くなっている肌は、更に紫外線から肌を守るためにメラニンを過剰生成します。

対策としては、紫外線を避けるためには日光を直に避けるのが一番です。
家の中では遮光カーテンやUVカットが期待できるシートなどで紫外線を遮断できます。
外出の際には日焼け止めが欠かせません。しかし、紫外線が地面や壁などから跳ね返ってくる反射光や、空気中の微粒子に跳ね返る散乱光もなるべく遮断するためには、日焼け止めのみでは避けきれません。
また、敏感肌の方はそもそも日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤をさけている方もおられるでしょう。
そういった場合は目や首、又は腕を守るためにUVカットが期待できる洋服やアイテムの使用がおすすめです。更に汗を吸収できる素材を使用したものなら、肌の清潔も保たれます。

寒暖差や空気の乾燥を避けよう!

寒暖差によって体を冷やしてしまうと代謝が悪くなります。代謝が悪くなると肌も乾燥しやすくなります。
睡眠中も体温が低くなる傾向があるので注意が必要です。

対策としてはお腹を温め、腸を冷やさないことが大切です。そのためしっかりと暖かい恰好で就寝するのがおすすめです。これから冷たいものを摂取したくなる季節になっていきますが、なるべく常温で摂取するようにしましょう。
また、暖房器具やエアコンの使用によって寒暖差が生まれた際には必ず、空気が乾燥します。同時に喉も乾燥し、免疫力が低下してしまうため、加湿器を使用したり、水に濡らした布やタオルを干したり、観葉植物を置くなどしましょう。

過度なクレンジングに要注意!

ウォータープルーフなどのしっかりメイクを落とすため、クレンジングを入念に長時間行ったり、ダブル洗顔をしてしまうと乾燥しすぎてしまいます。
また、食用のオリーブオイルなどの植物油をクレンジングに使用すると、強い界面活性剤を使用しなければオイルを落としきれない場合があります。
必要以上に皮脂を落としてしまわないように、化粧品用のクレンジングを使用しましょう。 

摩擦などの刺激は控えめに!

花粉や黄砂、ハウスダスト、化学物質、アレルギー物質などの刺激や、タオルやナイロンのボディウォッシャーなどでの過剰な摩擦も大敵です。また、高温での入浴は皮脂が取れ過ぎてしまいます。

今の次期はマスクを使用することが多いですが、マスクによる摩擦も侮れません。加湿もされるため、ニキビや肌荒れ、マスクを外した後の乾燥も要注意です。
入浴の際、なるべく40度以上のお湯、また皮膚がふやけるほどの長時間入浴は避けましょう。また男性は特に、肌が強いからと真っ赤になるまでこすってしまうこともあるかもしれませんが、強く素早くこするよりも泡立ててゆっくりと手で体を洗いましょう。
痒みがある場合、無意識に掻きむしることもあります。しかし、必ず掻いたりしてはいけません。もしかゆみを感じた場合は、その部位をタオルを巻いた氷や保冷剤などで冷やすのがおすすめです。冷やすことで、かゆみを感じる神経の活動に影響を与えることができます。

偏食や食べ過ぎによる乾燥も!

ジャンクフードやスナック菓子は栄養バランスが偏っているため、新しい皮膚を作るためのたんぱく質、特にビタミンB群が足りなくなってしまいます。また、脱水作用や利尿作用のあるアルコールやカフェインが多く含まれる飲み物や食べ物にも要注意です。
 
特に不足しがちなビタミンB群は豚肉、レバー、かつお、マグロ、しじみ、あさり、納豆、緑黄色野菜、のりに含まれています。食事に上手に取り入れましょう。

睡眠不足は解消しよう!

睡眠不足になってしまうと、成長ホルモンなどの分泌が阻害され、肌のターンオーバーが正常に機能しないことがあります。
また、睡眠不足は食べ過ぎを抑制するホルモンが減少し、逆に食欲を増すホルモンが増えるため、過食にもつながります。個人差もありますが、大体7時間の睡眠がとれていない場合は工夫が必要です。

加齢が引き金になることも……

加齢に伴い、肌バリアの機能が低下して水分量が減少することで乾燥肌になります。老人性乾皮症と言います。
下腿や背部などによく見られ、白い粉がふく、魚の鱗のようになる、皮膚が割れて亀裂が入る、湿疹ができる、かきむしるなどして炎症や出血が見られます。

老人性乾皮症の可能性のある方は皮膚科をおすすめします。

とにかく保湿が大切!

以上が原因と対策です。

基礎化粧品でも保湿を望めるかもしれませんが、水分を多く肌に塗った結果、逆に乾燥を誘発することもあります。
肌に水分を大量に封じ込めることは不可能ですが、水分量と油分量のバランスを整えるためにも保湿は重要です。

その保湿に1番おすすめなのがコスパのいいワセリンです。

ワセリンは石油から抽出された油脂を利用して作られています。黄色から白色の油分の多い保湿剤です。
純度は、黄色<白色<プロペト<サンホワイトの順で、刺激の強い不純物や不要なミネラル分が除去されているため、サンホワイトが1番純度が高いと言えます。それに伴い価格も上がりますが、医療やスポーツなど幅広く使用されるものです。
薬局でよくみる黄色ワセリンは比較的肌の強い人に向いているものなので、もしも使用した際に赤みやかゆみが出た場合にはそれより純度の高いワセリンを使用しましょう。

ワセリンの種類は肌の表面に膜を作って肌バリアの機能を皮脂の代わりに補います。簡単にすると、肌の上でラップのような役割をします。
乾燥肌は花粉や黄砂、ハウスダスト、化学物質、アレルギー物質などの様々な外部刺激に敏感になっている状態と言えるので、そんな外部刺激からも肌を守ってくれます。
肌バリアである皮脂膜を回復させるのに効果が期待できます。

顔に塗るのであれば米粒大の量で十分です。手の平になじませるように薄く伸ばしながら温め、擦らないように押さえながらまんべんなく塗ります。
ベタベタしたり油っぽくなったりするようなら塗りすぎです。塗りすぎは乾燥を悪化させるため要注意です。

白色ワセリンは大体の場合、薬局にてスタッフに声がけをすれば販売をしてくれますが、ネットでも300円程度で購入できます。

食生活や睡眠など気をつけることはたくさんありますが、必要以上に肌を傷つけず、本来の肌バリアを回復させましょう!